事故死した太地喜和子さんについてTBSの『ニッポン大女優伝説』という番組で取り上げ
られていました。
演じることに人生の全てを注ぎ込んだ昭和の演技派女優として淡島千景さん、十朱幸代
さんとともに登場していました。
太地喜和子さんは、松蔭高等学校在学中に、東映6期ニューフェイスオーディションに合
格。同期には千葉真一さん、亀石征一郎さん、茅島成美さんらがいます。東映と専属契
約し、当初は志村 妙子(しむら たえこ)という芸名で映画に端役で出演していました。
1962年高校卒業後、翌1963年東映と解約し1964年俳優座養成所16期生として入団し
ました。同期には峰岸徹さんや河原崎建三さんらがいました。
『欲望という名の電車』の杉村春子の芝居に衝撃を受け1967年文学座に入団しました。
同年、日活映画の『花を喰う蟲』に主演し、その演技を新藤兼人監督に認められ1968年
『藪の中の黒猫』に抜擢されると、全裸もいとわぬ熱演で一躍有名になりました。
私生活では、俳優座養成所の一期先輩の秋野太作と1974年に結婚するも、短期間で離
婚。その他三國連太郎さん、中村勘三郎さん、尾上菊五郎さんとの恋愛遍歴を重ねまし
たが、生涯独身を貫いています。
文学座では、杉村春子さんを継ぐ実力派として期待されていましたが、1992年10月13日、
静岡県伊東市での『唐人お吉』公演期間中の午前2時過ぎ、車が桟橋から海に転落する
事故により48歳で亡くなりました。同乗者の外山誠二さんと大滝寛さんは泳いで脱出した
ものの、大地さんは元々泳げなかったことと、かなり酒を飲んでいたこともあり、結局助か
りませんでした。
もし、現在生きていれば68歳。ますます舞台や映画で活躍を見せていたと思います。
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2012-04-12 15:48
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