中本健太郎 なぜ
ロンドン五輪最終日に男子マラソンが行われ、中本健太郎が2時間11分16秒の6位に
入りました。
前回の北京五輪では、日本人は入賞できませんでしたので、これで日本人選手としては
2大会ぶりの入賞を果たしました。
金メダルは、ウガンダのキプロティクで、タイムは、2時間08分01秒でした。
2位にはキルイ、3位にキプサングとケニア勢が続きました。
残りの日本人選手は、 山本亮(佐川急便)は2時間18分34秒で40位、藤原新
(ミキハウス)は2時間で2時間19分11秒で45位に終わりました。
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22キロ付近で2位集団がばらけ、アベル・キルイ(ケニア)ら3人に減りました。
25キロ地点で中本が藤原と同じ9位集団につけました。
27キロ手前でキプサングがキルイとスティーブン・キプロティク(ウガンダ)に吸収され、
先頭集団は3人になりました。
30キロ地点で中本は7位集団を引っ張り、藤原も同集団につけていましたが、34キロ
手前で藤原が7位集団から脱落しました。
35キロでキプロティクがやや離れて、先頭はキルイとキプサングのケニア勢2人となりま
した。
この35キロ地点では、中本が5位で通過し、藤原は16位、山本は47位でした。
37キロ手前で、離れかけたキプロティクがケニア勢を抜き去り一人先頭に立ちます。
その後、独走態勢を築いて逃げ切り、金メダルを獲得しました。
中本は一時は4位のブラジルの選手に追いつきそうになりましたが、結局6位でゴール
しました。
一部ではなぜ中本健太郎が代表に選ばれたのかという意見もあったようですが、 今回
入賞することができて、そういった意見も払拭しました。
レース後に中本は、「いいレースができて目標としていた入賞ができた。今までやって
きたことが間違いでなかったと証明できた。」と語りました。
今回出場していた、藤原と中本は同じ拓殖大学の先輩後輩の間柄です。
先輩の藤原は一年の時からエースとして箱根駅伝などでも活躍していましたが、中本
の方は、高校時代の5000メートルの記録が15分20秒台で、拓殖大学の監督の
米重修一監督も呆れるぐらいの記録でした。
大学に入学してからも、なかなか結果が出ない状態が続きましたが、安川電機に入社
した年の、宮崎での初マラソンで3位となりました。
そして、今年の3月の最後の選考レースのびわ湖毎日マラソンで五輪切符をつかみ、
やっと先輩の藤原に追いつき、そして今回の五輪本番で先輩を追い越しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120812-00000540-sanspo-spo